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逢ってみたいよ、傾国に

うーん・・・gooメールのサーバーがおかしいなぁ。
画像落とせないじゃん。
・・・まぁ、良いけど

傾城鈴蘭大夫1


先週、『銀魂’の新シリーズに付いて記事を少しだけUPしたので、その事に付いて追記しようかな。
と言っても、『銀魂’の追記ではありませんけどね?
『銀魂’の新シリーズ、『一国傾城篇の傾城って言葉に付いて。

傾城・・・これは、けいじょうではなく・・・けいせいと読みます。
文字をそのままとらえると、城が傾く・・・ですね?
安普請の作りで、城が傾いた・・・とか
敵に攻撃され、城が傾いた・・・とか
ではなく、城が傾く程・・・人、この場合主(あるじ)とかの心を惑わすおっそろしい程の別嬪さんの事を、言うのですねぇ。

城ってのは、王様とかが住んでいる城の事ではなく、この場合『城市(都市)』の事を指します。
出典は、漢書なんで・・・そちらの言葉ですね。

よく使われるのは、傾城ではなく傾国の方ですね。
傾国の美姫、とか言いますね。
広く知られて有名処は、玄宗皇帝を惑わした楊貴妃でしょうか?
何も付けていないのに、歩くだけでの匂いがした・・・ですか?

有名なのは、楊貴妃と言う呼び名ですけど・・・これは、貴妃(きひ)と言う皇妃の称号に就いている、楊さんと言う意味です。
貴妃は、官職名。
楊玉環さんが、彼女の正式な名前。
彼女達は、皇帝の後継者を生む・皇帝を身体を使って慰めるなどなどの仕事に就いている、列記とした国家公務員なんですね。

楊貴妃
ウィキペディアより

残されているのは、姿絵だけなので・・・実際に見たら、『ふざけんな!美姫だぁ?くらぁ!誰が美姫じゃ!かも知れませんが
まぁ、実際に別嬪だろうがそうでなかろうが、惑った人がいるのは確かと言う事で
この時代、美しい女性はスレンダーで胸がなく、細目な方が美人だったそうです。

姿絵は、スレンダーっぽく見えますが・・・これでも、豊満なんですって
脱いだら・・・凄いのかな?
楊貴妃は、豊満ムチムチばでぃで舞踊とか音楽とか・・・容姿以外にも、抜きん出た才能が豊かであったそうです。
まぁ、取り敢えず玄宗君をたぶらかす程度には、容姿以外にも技があったと言う事ですね

絵姿が誇張して書かれているのか、事実なのかは・・・誰にも解りませんけどね?
今の世であったなら、別のテクニックでもなければ・・・王様を誑かせそうにない風貌?

念のため・・・美姫と言っても、どこぞのお姫様ではありません。
美しい女性の事を指すのであって、姫とは程遠いのが美姫ですね
楊貴妃と並び称される大美女の人は、確か貧しい薪売りか何かの娘だったですね。

・・・で、話し戻って・・・。
元々、漢書に出て来るのは・・・傾城傾国と言う下りです。
一顧 再顧
(一度見れば城市を傾け 二度見れば国を傾ける)

どうですか?
すっげぇ事、言ってますでしょ?
一度見たら都市の機能がマヒして、度見たら国の機能がマヒするですって
どんな別嬪だよ!・・・ですね
国の要である主が誑かされると、人様にどえらい迷惑がかかるって事ですね。

まぁ、皇帝や王様であろうと人の子ですから?
に狂って、他が疎かになる・・・って事はありますやね?
国をきちんと動かし、人道厚く、民のどんな小さな声であっても聞いていた王様が、傾国の美姫に惑って寝所から出て来なくなった・・・とかね?
家臣が報告してるのに、頭の中は美姫の事でいっぱいで、大切な報告だったのに全然話しを聞かなかった・・・とかね?
人って単純だから、簡単に惑うのですよ。

でね?
この一顧 再顧ってのは・・・実は、宣伝ソングの一説なんだとか。
妹を当時の皇帝武帝に差し出したい兄ちゃんが、武帝にそう歌って妹を宣伝したんですね。
妹が皇帝の寵愛を受けて、皇子でも生んでご覧なさい?
寵愛は失う事もあるけれど、皇子は死ぬまで余程の事でもない限り一生皇子でしょ?

万が一、その皇子が将来皇帝になってご覧なさい。
兄ちゃんや親族全て、左うちわでうはうわで暮らせるってものですよ。
なので、見目麗しかろうがそうでなかろうが・・・姉妹や子供、姪・・・何でも良いから、皇帝と縁故になりたかったんですね

唄の内容はと言うと・・・。
北方に、絶世のすっげぇ別嬪が人いるらしい。
度見れば城市を傾け、度見れば国を傾ける程だってさ。
その美しさは、忘れがたい物だそうだ。
傾城傾国しても構わないじゃん?
だって、そんな別嬪は度と手に入らないぜ?

まっ、これは一条の訳なので・・・本来は、こんなにふざけてませんけどね?

この宣伝ソングにまんまと乗せられた武帝は、件の妹を召し上げます。
そしたら、一応・・・兄ちゃんの欲目ではなく、本当にマジで別嬪だったんだそうです
良いのか?悪いのか?
彼女と知り合った頃の武帝が何歳かは知らないけど・・・結構の年齢だと思うんですよ。

一方、李夫人は・・・贔屓目に見ても、絶対に30歳以下でしょ?
ひょっとしたら、20歳前後・・・それ以下?
色んな意味で、不気味・・・

純粋な恋愛関係と言うよりは、一方(女性側)に思惑がたっぷりあった訳だから・・・
皇帝が好きだとか嫌いだとかは、度外視ですもんね。
職業のつとして、言い方良ければ皇妃だけど・・・単なる高級娼婦じゃん?
皇帝専用の
異常な世界ですよねぇ。
この国にも、どの国にもあるけどさ。

その後、彼女(李夫人)を一番寵愛し・・・美人薄命の言葉通り、残念ながら彼女が先に亡くなってしまうのですが・・・呪い(まじない)をして、それでも彼女に会いたいと思う程であったとか。
反魂香(はんこんこう)と言う、焚くとその煙の中に死んだ者の姿が現れるという伝説上の香ってのがあって・・・それを用意させた武帝は、その煙の中に愛しい李夫人の姿を見たとか見ないとか。

自分の死後、彼女は自分の墓の横に弔っただか・・・取り敢えず、皇后でもない寵妃の人には破格の待遇を与えたとかなので、余程好きだったんでしょうね。
傾城傾国した訳ではないのですが、彼女の兄ちゃんのイキ?な宣伝ソングは部分的に今日に至るまで残っているんですね

傾城・・・城市を傾ける別嬪も、傾国・・・国を傾ける別嬪もどちらもすっげぇ別嬪・美女と言う意味ですが・・・。
何故か、この国では傾城の方が・・・太夫とか天神とかの上級の遊女・芸妓を指す褒め言葉になってますね。
天神ってのは太夫と同じで、遊女・芸妓の事です。

なので、『一国傾城ってのは・・・一国を傾ける程別嬪の太夫が出て来るような話しかな?って推測できるんですね?
原作読んでない私としては
因みに・・・太夫が後に諸々あってなくなり、同じような地位?の人として『花魁』って呼び方に変じて行くんですね。

傾城鈴蘭大夫2

おもしろいっすね