狭間図書館

適当に書き連ねる【ご意見無用】のblog。 大半が目にみえない物のお話しなので、ご注意下さい。
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読書感想文?

昨日(6/28)・・・本屋で、買っちゃいました
『十二国記 丕諸の鳥』
アマぞンで予約したのにねぇ・・・キャンセルキャンセル。
そして、一晩で読んでしまった

丕緒の鳥
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正直・・・すっごく、がっかり・・・でした
今原作者さんは、新潮文庫から出る『十二国記 完全版シリーズ』とやらのために、新作長編を書き下ろしているとかで執筆中らしいですが・・・その時こそ!と思った内容でした

その『完全版』とやらは、少し書き足しがあるそうなんですけどね?
私、そー言うの嫌いなんですよねぇ。
後から買ったら、損するの?
嫌じゃん

いくら好きだと言っても、ちょっとだけ違うだけの本を何冊も買っても・・・ねぇ?
表紙の絵とか挿絵が変わるのは、発行書店が変われば仕方ないけどさ。
そー言うの、なくなくない?

とは言え、12年振りらしい(すっごい『十二国記』の短編集刊行は、私のテンションを上げてくれる事はありませんでした
すっごい残念
12年振り・・・『十二国記』の十二にあやかった・・・訳ではないよね?

内容は・・・当然、まだ読まれていない方のために細かく書けませんが・・・。
慶東国の王に登極したばかりの、陽子・・・ではなく、官吏の中の下っ端さんのお話し。
本当に、凄ーく少しだけど・・・これは、ラストに景王陽子も出てきます

普通に『新王が登極しました。』の一文だけではない、その一文の裏で裏方さんがいっぱいいて・・・それぞれ、色々な事情を抱え苦悩している・・・と言った感じのお話し。
登極した王には王の、それを支える官吏にも官吏の都合があるんだな・・・ってお話しですね。

私的には、ラストで陽子がちょっとだけ出て来て・・・尚且つ、この短編の主人公が好意的に接しているのが嬉しかったです
(主上だから・・・とかではなく)
本来、件の主人公の身分では・・・景王陽子に拝謁が叶っても、傍近くに近寄ると言う事は無理な筈ですが・・・。
陽子にかけられた少しの言葉に、件の主人公が温かさを感じている気がしたので・・・私は、なんだかとても嬉しかったです

十二国記5
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柳北国の・・・やっぱり官吏のお話し。
犯罪人を裁く官吏達の、お話し。
120年の治世を誇った柳北国の劉王が、どうやら政に飽いたようで・・・
自国の王が・・・何が理由かやる気を失い、『柳は、傾き始めている。』と認識し始めた官吏達が、劉王の敷いた法治国家としての枠組みの中で苦悩するお話し。

他国にも『法治国家』として名高かった柳北国は、本当にしっかり法整備がされていたんだなぁ・・・と思いました。
この辺りの感覚は、私達の今住む世界(この国)と同じですね。
この国でも、法は一応整備されて存在しますが・・・その法を生かすも殺すも、結局は人次第ですね?

誰かが犯罪を犯し、その被害者が存在する。
その被害者にも、加害者にも・・・家族も身内も居て、失った物に対して思う事がある。
毟り取られた人、毟り取られた人を知る人・・・毟り取った人、それを裁く人。
色々な立場で、それぞれを思い・・・それぞれが痛みを感じながら、それでも生きていく。

生きると言う事は、簡単なようで難しい。
その難しさの中に、抗う事の難しい『心の』痛みが伴なったら?
人は、どう足掻き・・・どう生きれば良いのだろうか?

私はこの短編を読んで、『光市母子殺人事件』を思い出しました
その事件に関する私の思いは、今も変わっていませんが・・・人が人を裁くと言う事はどう言う事なのか、この事件を切っ掛けに学びましたので・・・。
自分が司法に携わる立場であった場合は、感情と言う一番の敵と戦わないといけない・・・この短編の主人公の苦悩も解りました。

その件の主人公には、妻が居て・・・その妻は、司法に携わる立場ではないので、感情に流されてしまうんですね?
学ぶ前の私は、その妻と同じ事を思い・・・いけないと解っていても、同じように動いたでしょうから・・・そー言う意味でも、双方の気持ちが解った

でも、今は学んだ後なので・・・妻の過ちはよく解る。
理解しようとしない妻を責める事も出来ない主人公の気持ちも、そのボタンの掛け違いのようなやり取りの末に待っているのが、主人公のとって嬉しくない事になりそうなのに、引き返す術もないやるせ無さも。
そー言う意味で、リアルに痛いお話しでした。

人に理解されると言う事は、相手の心が欠けていると・・・本当に、無理なんだな・・・とつくづく感じました。
相手に非があれば、それを責める事も出来るんですけどねぇ?
あちらにもこちらにも非が無いので、尚落としどころが難しい。

話しには、仙籍に入っている件の主人公の・・・孫が出て来るんですが、その孫の主人公(祖父)に対する態度が・・・何か良かったです


雁州国・・・これまた、下っ端の官吏(と言うのかな?)のお話し。
延王が登極して、暫くの辺りなので・・・500年前の話しって事になりますね。
残念ながら、延王は出てきません

十二国記2
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既に『主上(延王尚隆君)は、政に興味がなくてぷらぷらしてる。』的な噂が、あるそうで?
彼の当時の側近中の側近ですら、延王尚隆君を『うつけ』と思っていたと思うので、仕方ない事なんかな?
まぁ、彼自身が『うつけ』と言われても・・・『そうだけど、何か?とか言いそうだし

十二国記4
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戴極国の泰王は、登極して早々・・・極寒の地で生きる民のために、民の助けになる植物を天帝に願い・・・それを天から下して貰ってました。
それを、延王もしたの?失礼?)・・・と、少し驚きました
いえ・・・民の事を思うのは、延王も泰王に負けてないと思いますけど

延王が拝むとかの姿が、想像できない
ほうきを持って、庭を掃くのは・・・絵的にも見た事あるし、想像の範囲内だけど・・・
拝む
延王尚隆君が、拝む

十二国記1
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民のために必要であるなら、土下座でもなんでも躊躇なくするタイプだと思いますけどね?
『そんな事で民が潤うなら、安いものだ。』とか言って。
自分のためには土下座しないけど・・・庇護下にある者のためなら、プライドでもなんでも捨ててやるわ!と言うタイプですよねぇ。
でも、拝むってのは・・・想像できない

そんな、想像できない延王ではなく・・・ぷらぷらしている通りすがりの延王が出て来たら、良かったんですけどねぇ
また、さりげなく出て来そうだったから・・・最後までわくわくドキドキしてましたよ。
結局、出て来なかったけどさ
私はそー言うご都合展開嫌いではないので、あざとくてもそんな出方で良かったんですけどねぇ。


慶東国・・・先の景王、予王の崩御前後のお話し。
主人公は、予王ではありませんけどね?

景麒に一目惚れし、その後・・・泰麒に接した事で人にやさしく接する事を学んだ景麒が、先の景王を惑わした・・・辺りからの、お話しですね。
女が景麒を惑わすと考えた先の景王予王は、国から女を追放すると決めてしまう。

本編では、その辺りは詳しく描かれていませんでした。
王宮内の下女達は、王宮を追い出されたら行くところがないから赦してくれ・・・と景麒が予王に願う辺りと・・・。
麦州に詰めかけた(港があるから)女達を、当時の麦州公が庇う辺りでちろっと出てきた位でしたね。
件の短編の主人公は、そんなお馬鹿な勅命が・・・実際何をもたらしたかを、勅命を守らないといけない側目線で描いてます。

勅命は例えどんなに馬鹿げていても・・・神様でもある王の出した命令なのだから、当然守られなきゃいけないし・・・守らなかった事への罰も存在する。
それを実行するために、そんな惨たらしい事をマジでしたの?と思いました。
あの予王、何つとして益をもたらさないだけでなく・・・害をあんなにこさえたんだなぁ・・・と。
王が無能なのは、罪悪だ・・・と言いますけど、救いのない罪悪過ぎて吐き気がしますね

慶東国は、女王続きで・・・その歴代女王が短い王朝しか築かなかった故、神様である王なのに民にも官吏にも白眼視されるし、馬鹿にされる。
その辺の事が、少ーしだけ細かく書かれていました。

陽子の前に、代短命の王が続いた。
続いたとあるから、連続して代・・・陽子は代目の女王って事・・・なんだよね?
違うかな?
間に人位別の王が入っていても、続いたと言えなくはないけど・・・。

回も無能っぷりを見せられれば、そりゃあ誰でも『あぁ、またか。と落胆するし・・・その落胆は、至極正当な感想だと思う。
人足しても100年に満たず、空位の時代も当然あった訳だから・・・少なくとも、最低時代が150年位は続いた格好になる。
陽子贔屓で見ている私としては、『ちょっとぉ!ちゃんと見てから言ってよぉ。』と思うけど
登極した当初のなよなよオドオドした陽子であるなら、ちょっと・・・そう弁護し辛いかな?

先の景王予王を選んだのは、今の景麒だけど・・・。
予王以外の王を選んだ麒麟、どんな風貌だったんだろ。
髪と目の色は、解りますけどね?
だったのかな?
だったのかな?

景麒は、ギリギリ予王の恋心が景麒を救った恰好になったけど・・・それ以外の王は、一緒に倒れている訳だから・・・。
何があったのかな?
予王以外の人の女王も、同じ麒麟が選んだんだったら・・・陽子はそー言う意味でも、白眼視されますよねぇ。
そんな記述は、ないけど。

陽子が、ちくちく痛いムシロに座ってるなぁ・・・とは思ったけど、これは想像以上ですね。
そんなムシロに座らされて、尚且つ・・・知らない世界の王様をやれって言われても、普通やれませんよねぇ
その上、失敗しても『ゴメンゴメン。』で済まなくて・・・命まで失う訳でしょ?
私なら、絶対嫌ですね
凄いよ、陽子。

目の前で荒廃やら苦しく人々やらを見せられたら、そりゃあ良心はジンジン!痛むけど・・・無理だよ。
一過性の話しなら、我慢出来なくもないけど・・・。
ずーーーっと、じゃん?
天の決済で刈り取られない限り、ずーーーーーっとじゃん?
私、週間程度の短期間の善人はやれるけど・・・長期は無理です

話しがそれましたが、件の短編の主人公は・・・予王の勅命によって、何もかも奪われた可哀相な女の子が主人公なのでした。
予王、許すまじ!


って感じで、思う事は確かに色々あったけど・・・。
麒麟とか王とか華やかではない、舞台裏の人々・・・って感じの短編集だったので、私的にがっかりでした。
やっぱり、ぷらぷらうろうろしている延王位・・・出て来て欲しかったな
いつもあちこちに顔出すじゃん、どこうろついてんだよ尚隆君

十二国記3
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【 2013/07/01 (Mon) 】 何でもない事 | TB(-) | CM(0)
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